山岳対策
【山岳氷河と残雪を守る】

 日本での山岳の残雪を守ることで、その地域での影響について、気温や降水量、残雪の消失、その他の変化の確認も出来るかもしれない。
例えば、もし中長期的な取り組みが可能になれば、基礎的データーの作成となり、その基礎的データーとは現場の3000m級の山岳の温度や降水について、残雪の消失時期であり、そこに原因あると考えます。
それは、山岳での残雪を消失させている原因が何か? 温度なのか? 雨なのか? 太陽光線なのか? それ以外か? である。
まだ、明確な温暖化の原因は不明であり、その原因や対策は一つではないと考えています。私の考えている現象的な直接的な方法とCO²的な間接的な方法でまだ他にもあるかもしれない、それは地球が巨大であるからです。

【効果的な方法】

その基礎的データーによって、原因を特定してもこの実施が本来の温暖化防止のスタートラインだと信じている。
氷河や残雪の保護には、その地域に思っている以上に重要な要素を隠し持っています。それは見える氷河や残雪だけでなく、凍土として、山全体が水分を備蓄しています

【雪渓について】

本来、日本では氷河は雪渓と呼ばれ秘境的な存在である。私の氷河の知識は浅いモノで、考えているのは、その雪渓と呼ばれる氷河の保護ではありません。
雪の残雪の保護であり、この残雪の消失の時期が急に加速的に早くなっている、その原因は何かであります。私が注目しているのは、乗鞍岳の畳平周辺です。
昨年も行きましたが、雪はなかった。今年は天候不順で諦めました。まだまだ、何も知らないことが多く、自分の住んでいる和歌山とでは、距離的問題や情報量もなく、詳しい情報については何もないのが現状です

【仮説の証明】

太陽光線の地表面への到着量の増加により、赤外線の増加に伴う温暖化の現象の原因の一つになる可能性が強くなる。
もしそれが正しい場合オゾン層の破壊に伴う原因も考えられる。
高高度での人工オゾンの発生と散布の必要性も考えられる。
又、南極やその周辺でのオゾンホール形成の阻止の可能性の実験や実施も視野に入って来る。
温暖化問題の現状は、羅針盤や道先案内人もなく、先見的な方向も失い、まだ迷路を迷走し続けています。
その迷走に一筋の光が差すことが出来ればと思い、私自身の最大限の事をしたいと考えています。

【太陽光線】

太陽光線の赤外線は想像を超えるパワーがあることを、先日ネットで知りました。
* 1800年イギリスの天才学者 ウイリアム・ハーシェル氏   赤外線の発見者
* 赤外線の特徴は高い透過力と温熱作用にあります。一般に赤外線は皮膚を通して体内約15㎝近く達するといわれ、そこで熱エネルギーに変わるのです。
不明ではあるが、想定以上の重要性が潜んでいる。
巨大な地球の温暖化の本当の原因の追求なしに安易な方法は無意味になる。

【山岳氷河や残雪の保護】

山岳氷河の危機を知ったのは、
アメリカの元副大統領のアル・ゴア氏著「不都合な真実」枝廣敦子氏訳
この本の中での指摘でキリマンジャロの山岳氷河の著しい消失と完全消失の可能性の予測を知りました。

神々がやどる山々
5000m級の山々には その地域での圧倒的な存在感があり、そこには神秘のベールに包まれ、神々のやどる聖地だと信じています。
その高地には、簡単には動植物を寄せ付けない場所 潔白、無菌で崇高であり、美の神髄です。
その麓では水瓶的な役割、湧水での影響力はバランスのとれた動植物との関係、環境維持その地域での人々への知らず知らずの圧倒的な影響力が考えられる。

その存在の偉大さを再認識する必要を痛感します。

ただ、最近その山々にも温暖化での山岳氷河や残雪の消失が著しいです。
近年言われている赤道直下での海水温度の急な上昇と同じような、赤道直下での5000m級の山岳氷河の消失の増加も同じ原因の可能性があります。
その再生に向けて、人的工夫が必要になっていることも、間違いのない事実です。

アフリカ、タンザニアのキリマンジャロの山 ケニヤの(通称ケニヤ山) ウガンダとコンゴとの国境にあるルウェゾリ山、この3つの山岳氷河や残雪の保護を考えています。

なぜアフリカの3つの山岳氷河なのか
アフリカの3つの山岳でなければならない明確な理由は特にないです。

赤道直下での氷河の消失が著しいと考えます。
アフリカのビクトリヤ湖を中心にアフリカ三山の持つ地域への影響も大きい。
アフリカの砂漠化現象への対策と貧富の差が著しくなっていて、そこへ視点を向ける意味もあります。
それと世界へのアピールとして、米国の副大統領の アル・ゴア氏のキリマンジャロの山岳氷河の完全消失の可能性の予測もあります。
アフリカの3つの山々とビクトリヤ湖アフリカの最高峰
1位 タンザニヤのキリマンジャロ 標高 5895m
2位 ケニヤのキリヤガ山(通称ケニヤ山)標高 5199m
3位 ウガンダとコンゴの国境にある ルウェンゾリ山 標高5109m

ビクトリヤ湖はタンザニヤ ケニヤ、ウガンダの3ヶ国共有の湖で、唯一流出川としてビクトリヤナイルから白ナイルへと流れエジプトのナイル河の源流の一つです。
そのビクトリヤ湖の水位の減少も問題になっています。

【山岳氷河の保存】

冬場に降り積もった雪や氷を春から夏場の融解から守ることです。
この案に関して云えば非常に我慢強い取り組みが必要で、効果を検証しながらの維持管理も必要になります。
単一年度での効果よりも複数年度の経過検証が必要であり、大切と考えます。
その保護の方法も自然の自助、再生力と共に、人的に可能なのは自然の持つ治癒力の補助をどうすれば良いかであります。
山岳氷河の保存は自然が元々持っている自助力へのお助け的視点で、大自然の再生の仕組みの利用が大前提で、私たちはその山岳氷河や残雪が持つっている重要性を再認識しなければならないと考えています。

山岳氷河での仮説について

山岳氷河や残雪の消失の直接の原因は何かであります。
私はその直接の原因が太陽光線と考えています。

重要なテーマは冬場に降る雪や氷を集める方法と夏場に融けない工夫で、以前に氷河や残雪があった場所ですから、人的な工夫も自然への負担の少ない方法が最良と考えました。

私の構想としては和歌山の砂浜の海岸では昔から砂の移動を防ぐ方法として、わらや小枝 、現代はネット等を使用して背の低い柵を利用した【移動防止柵】似た仕組みの活用です。
柵を作る事で、冬場に雪を集める役と影を作り、夏場の太陽光線から残雪を守る役とを兼ね備えると考えました。
この方法は自然への負担も少ないと思っています。ただ、少ない負担でも設置するとなると大変な作業と規模が予想されます。山岳の場合、人が容易に作業エリヤとして物資の運搬や設置場所を選定する必要があります。
そのためある程度場所が限定され、少し計画、準備を入念に行う必要があります。

それでは、山岳の残雪の保護の具体的な方法を説明します。
概略としては、車両用のガレージのフェンスに園芸用の遮光ネットを取り付けて影を作ります。
さらに、その下に麻の布幅1メートル程度を両面に敷き、風雨の際に飛散しないようにする。

まず、日本の山岳部環境下で検証が必要です。それは理想的結果を得られない場合の可能性と対策、また黄金比率の算出の目的があります。
日本での検証の場合 3000m以上の山岳で、過去に氷河あり、現代でも毎年ある程度の降雪量が望める場所です。

検証後 効果が認められれば黄金比率を割出し設置マニュアルに反映します。

私の申し上げる【黄金比率】とはフェンスの高さと隣接させるフェンスの間隔を決めることを意味しています。

高さが100㎝から150㎝程度の高さ隣のフェンスとの長さ10m、15m、20m、30m費用対効果の関係性が黄金比率です。

私の予想として海山空作戦の中で山岳対策が一番検証し易く効果も明確に判断でき、効果があった場合、設置可能な候補地域へ展開し影響も直ぐに発揮すると考えています。

資料

アメリカの元副大統領のアル・ゴア氏著「不都合な真実」枝廣敦子氏訳
ランダム・ハウス 講談社
ケニヤを知るための   松田 素二氏・津田 みわ氏  著 明石書店
ウガンダを知るための  吉田 昌夫氏・白石 壮一郎氏 著 明石書店
タンザニヤを知るための 栗田 和明氏・根本 利通氏  著 明石書店
地図  ヤフー ・ グーグルマップの利用